申請が通りにくい場所(交差点・横断歩道付近など)での道路使用許可:行政書士が教える交渉術と3つの許可戦略

道路使用許可申請において、最も審査が厳しく、不許可になるリスクが高いのが「交差点付近」「横断歩道・バス停付近」「急カーブ」といった、交通の安全上重要な場所です。
これらの場所での規制は、交通事故発生の危険性を直接高めるため、警察署は慎重な判断を下します。特に交差点内やその周辺での作業を計画されている場合、通常の申請方法では許可を得ることは困難です。
この記事では、申請が通りにくい場所で許可を勝ち取るための「3つの戦略」と、警察との交渉を成功に導くプロの交渉術を、行政書士が解説します。

1. 申請が通りにくい場所の「3大鬼門」とその理由

鬼門となる場所審査が厳しくなる理由
交差点(特に信号交差点)交通が混雑し、規制による混乱が大規模な渋滞追突事故につながるリスクが高い。
横断歩道・バス停付近歩行者や交通弱者(高齢者、車椅子利用者など)の安全確保が難しくなり、特に視覚障害者用の誘導ブロックなどを遮断する行為は厳禁とされる。
急カーブ・見通しの悪い区間規制予告や作業状況がドライバーから見えにくく、高速での追突事故歩行者の巻き込み事故のリスクが高まる。

これらの場所では、「作業の必要性」だけでなく、「その場所でなければならない理由」まで厳しく問われます。

2. 申請が通りにくい場所で許可を勝ち取る「3つの戦略」

「そこで作業しなければならない」という状況を変えられない場合、以下の3つの戦略を組み合わせ、警察との交渉に臨む必要があります。

戦略1:「規制をしない」ことを証明する代替案の提示

最も効果的な交渉術は、「規制を最小限にする」ではなく、「規制そのものを回避する」代替案を提示することです。

  • 成功事例(荷降ろし): 交差点付近での荷降ろしが必要な場合、「交差点の手前に資材搬入車を停車させ、小型車両に積み替えてから現場へ運搬する」「夜間・早朝の交通量がゼロになる時間帯に、極めて短時間で作業を完了させる」など、「交差点付近での道路占有時間をゼロにする」計画を提示します。
  • 交渉術: 警察に「規制の必要性がない」と納得させることができれば、審査の難易度は劇的に低下します。

戦略2:「通常よりも厳格な安全対策」の提示

規制が避けられない場合、法令で定められている基準を上回る安全対策を計画に盛り込みます。

  • 具体的な対策例:
    • 誘導員の増員: 通常1名で足りる場所に、交差点の四隅に配置する「全方向監視体制」を提示。
    • 保安施設の強化: 通常のカラーコーンだけでなく、夜間高輝度発光する電光表示板を複数設置し、安全性を強調。
    • 規制範囲の縮小: 必要最小限の作業範囲をミリ単位で図示し、1cmでも広い規制はしないという意思を示す。

戦略3:「警察署との事前相談」を早い段階で実施

申請書の提出前に、作業計画の概要を警察署の交通課に持ち込み、事前相談を早い段階で実施します。

  • メリット: 警察官から直接「この場所ならこの規制は絶対に無理」というNG基準や、「代わりにこうすれば可能性がある」というヒントを引き出すことができます。
  • 交渉術: 警察の意見を反映させた計画書を作成することで、「こちらの安全意識の高さ」と「警察との協力姿勢」を示すことができ、その後の審査がスムーズに進みます。

3. 難関申請こそ行政書士に依頼すべき理由

交差点付近での道路使用許可申請は、交渉力と法的な裏付けがすべてを決めます。

依頼メリット1:警察官との「専門対専門」の交渉

一般の業者様が交渉しても「安全上の理由でダメ」の一言で終わってしまうケースが多い中、行政書士は道路交通法、同施行令、施行規則といった法的な根拠に基づき、「その場所で作業しなければならない理由」と「代替案の限界」を専門家として対等に交渉できます。

依頼メリット2:「不許可リスク」の事前評価と回避

当事務所は、過去の事例や各警察署の特性に基づき、お客様の計画が不許可になる潜在的なリスクを事前に評価できます。

  • リスクを回避するため、最適な代替案や安全対策を提案し、無駄な申請手続きや工期の遅延を未然に防ぎます

依頼メリット3:時間帯・規制範囲の「ギリギリのライン」を追求

お客様の作業に最も有利な、許可が下りるか下りないかの「ギリギリのライン」を見極め、それを実現するための図面作成と交渉を代行します。
交差点付近での申請は、「どれだけ安全性を高められるか」というプロの知恵比べです。高い成功率と確実な工期遵守のために、難関申請は当行政書士事務所にお任せください。

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この記事を書いた人

行政書士古川俊輔
行政書士古川俊輔
道路許可専門の行政書士
埼玉県で地域密着対応
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